2013年4月26日金曜日
朝日新聞・声
今日4月26日の朝日新聞朝刊の声欄に投稿が採用されました。
http://www.asahi.com/shimen/articles/TKY201304250538.html
障害者施設支援員 八城 貞彦
(神奈川県茅ケ崎市 53)
息子が加入している青少年団体では、「おやこキャンプ」が夏に行われます。ところが息子には障がいがあり、それを理由にキャンプに参加させてもらえません。本人の気持ちを考えると親としては、とてもいたたまれません。
主催側の、責任をとれないという申し出はもっともですが、障がいがあっても周囲の環境を整えることで、社会参加できるようにしていくのが現代の考え方なのではないでしょうか?
障がいがあってもなくても、生まれ育った地域で幸せに暮らせる社会、障がいのあるメンバーがいるのが当たり前の社会だという考えが、まだまだ理解してもらえていないという現実に、無力感でいっぱいです。こんな思いをしないですむ世の中に早くなって欲しいです。
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これには後日談があります。
その団体の幹部は、もしも会員が増えたら君も行かれるようになるかも知れないと息子に言ったそうです。
その言葉を信じた彼は、クラスの担任に怒られるほど、しつこくクラスメートを勧誘したそうです。
なぜか?それほどキャンプに参加したかったのだろうと想像します。
行事には参加を断っておきながら、団体の会員勧誘はさせる==これっておかしくないですか?
知的障がい者を単に利用しているようにしか私には思われず、抗議の電話をしました。
その団体を主宰しているのは保育園の園長さんで、かつ自分の子供も養護学校に通うお母さんです。
また、息子のリーダーをしているのは、福祉法人出身の市会議員の息子さんです。
そのような「福祉」に関わっている人達の運営する団体ですら、この状態です。
茅ヶ崎の福祉はまだまだだとガッカリしてしまいます。
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