2011年3月16日水曜日

また一店

イサミ屋さん、昔っからの香川商興会の仲間です。


閉店のあいさつが掲示されていました。
またお店が消えていく。。。

このように皆さんの近所から中小商店(パパママとか
じじばばがやっているようなお店やさん)が
どんどんなくなっていませんか?

当然と言えば当然なのですが、なぜならそれら
の商店が卸売業から仕入れる値段よりもスー
パーなどでは安く販売していることが多くな
っています。

誰だって同じものを買うなら安いほうがいい
に決まっています。まして今のように不況の
時代ならなおさらです。

その結果売上が減り、経営し続けることが難し
くなって、後継者も生活のためには廃業せざる
を得ないという現実があります。

でも、本当に地域の商店は必要ないのでしょうか?

たとえば近所の人達がおしゃべりしたり情報交換する場所になっていたり、子供やお年寄りの見守り役になっていたり、遠くまで出られない人達が歩いて買い物できる場所、そういう場所がなくなってから地域のお付き合いが希薄になったり、行方不明者が多発したり、買い物難民と呼ばれる人達が出てきたりしていませんか?

ある障害者支援団体の方に話を聞いたことがあります。

障害をもっている人達が安心して買物ができるのは
アルバイト店員が入れ替わるコンビニではなく、いつも同じおじちゃん、おばちゃんがいる地域の商店のほうだそうです。

居場所のない人達がおしゃべりできるようにいろいろなボランティアのサロンがあります。地域をパトロールするボランティアがあります。

それでよしとするのか、あるいは昔のような商店があった方がいいのか、これは地域住民の皆さんの考え方によると思います。

ただ、もしも商店があったほうがいいと思っても、昔のようにお祭りがあるから寄付してというのから逆になるべく地元で買物をするからボランティアでまかなえない役割をお願いしますといった、今までとは反対の接し方が必要になるのではないかと思います。

0 件のコメント: