2012年7月23日月曜日
セラピューティックホールド
なんのことだかわかりますか?
やしろも初めて聞きました。
パニックになった利用者の安全を確保するための危機介入の技法です。
危機介入~セラピューティックホールドの実際~というセミナーに行ってきました。
サブタイトルに「感情のコントロールが難しい利用者に
対する対処能力の向上を目指して」とあるように、利用者
がパニックを起こしている時の対処が中心の講義だと
思って参加しましたが、実際はそれは最後の方に少し
あっただけで、全体は障害者虐待防止法施行に向けての
施設側の対応についての話が中心であり、情緒的コント
ロールを失う利用者への緊急介入がその一部としての
話題という構成でした。
ただ施設職員のほとんどは緊急介入に対して自信がない
のが実情であり、コンセンサス(共通理解の形成)作りの
体制と運営が重要になるとのお話しから、利用者への
緊急介入準備は避けて通れない問題だと思われました。
タイムアウトやセラピューティックホールドなど初めて耳に
する内容で、とてもためになったのですが、安易には使う
べきものではなく、さらには複数対応が基本とのことで
実際には余程のことがなければなかなか使えないと思わ
れました。しかしこれらのことを知っているのと知らないの
では精神的にも大きく違うと思います。これらの内容を
職員間で共有し、プロ集団として利用者に対応していく
こと=チームケアの重要性を再認識させられました。
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