2011年9月30日金曜日

ICF

ICFというのは、国際生活機能分類であり、WHO総会で採択された「健康の構成要素に関する分類」だそうです。

そのセミナーにいってきました。
ICFは保健・医療・福祉・介護などの「健康分野」には今後不可欠と聞いたからです。

たとえば、脳卒中で右まひとなった人の要求を聞くとまひを治して欲しいと言う。
けれどなぜまひを治してもらいたいかと考えていくと、その人はまひによって
仕事ができなくなることが困っているということがわかる。

そうしたら、杖や装具などを訓練することで復職することが可能になる、
今までは何とかしてまひを治そうということに重点が置かれていたが
その障害のみに焦点を当てるよりも、その障害によってできなくなる活動を
どうすればできるようになるのかを考えるということがICFらしい。

講演の最初に、リハビリとは機能回復訓練ではなく、人間らしく生きる権利の回復の
ことだということを教えてもらい、なるほどなと思った。

講師の大川弥生先生=なかなかわかりやすかったです。

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