2013年1月5日土曜日

厚生労働行政モニター報告

知的障害者の割引制度について 現在療育手帳を所持している知的障害者のうち A判定の人のみがJRを利用する時に半額となります。 我が家の息子はB判定のため、どこへ行くにも健常者と 同じ金額がかかります。 違うのは、息子は一人では電車に乗って移動することが できないため、いつでも誰か(親であったり、ガイドヘルパーで あったり)が同伴する必要があり、そのためいつでも 健常者の二倍の交通費がかかります。 B判定の知的障害者がすべての交通機関で割引がない というわけではなく、業者によって半額になる乗り物もあります。 けれど、やはり一番使う頻度の高いのはJRですので どうしても「割りにあわない」という感覚を持たざるを得ません。 どうしてこんなことが起きるのかと言うと、判定の根拠が おかしいからだと思っています。 AかBかの判定は主に知能指数で行っているようですが Bと判定される比較的中軽度の人でも一人で電車に乗れない 人はたくさんいます。 その人達にとって運賃が二倍になるのは、非常に外出が困難に なる一因ではないかと思います。 一人で外出できないから、交通機関でもそれなら同伴者と含めて 一人分の料金にしましょうという話が出てくるのだと思います。 解決策として、各交通機関にB判定の知的障害者も同伴者も含めて 半額とするよう行政から要請する。 あるいはA判定・B判定の根拠に一人で移動できるかどうかの 違いも入れる。 などがあります。 ぜひ対応策を検討いただき、障害があっても自由に行きたいところに 行かれるような社会にしていただければと願っています。 よろしくお願い申し上げます。

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